2009年2月6日金曜日

マネージメント会社

ロンドンにはダンスのマネージメントを専門にやっている会社が複数あります。これは先日JOUさんの企画でロンドンのダンス事情をお話しする会で疑問に思われた方がいるのでつけくわえとしてのせておきます。
どのようなシステムかというと、所属アーティストの方針を理解した上で仕事を探し集めてくるといったところでしょうか。その他にもツアーを組み立てたり、ダンサーのビザ問題などを解決したりしてくれる強い味方です。私のいたラッセルマリファントカンパニーは元々CUEというところに所属していて、Gwenというひとがマネージメントをしてくれていました。一人(とアシスタント)で6団体ほどを見ていたため、ラッセルの日は2日分。他の日は他の仕事をしているという感じです。このようにすることでマネージメント経費を削減できる他、海外公演などの縁をつなげやすくすることができます。例えば劇場規模にあわせて紹介するカンパニーをかえられる、別カンパニーの公演でいったついでに宣伝してくる、フェスティバルに自分のところのカンパニーを複数いれることができる等。せっかく作られた人脈をフルに利用しようというわけです。
当時アシスタントとして働いてくれていたクレアは独立してMorton Bates companyを設立。友人のジョーと一緒に(会社名は彼らの名字からきている)現在ロンドンの若手どころを一手にひきうけてがんばっています。彼女たちの年齢は20代後半、まだ若いですが、今後が楽しみです。
なお、現在ラッセルカンパニーはフィリップというサドラーズからのマネージャーを呼ぶことになりました。彼はラッセル個人プロジェクト、カンパニーワークの他ウィールドンダンスも担当。おかげで、1月はオーストラリアにべったりだったそうです。真夏のオーストラリア。
このようなマネージメント会社に働いているこの中にはダンサーも多くいます。何日かはアシスタントという形で働いてお金を稼ぎ、おどるときはおどる。勉強をかねて学びます。基本的にマネージメント会社が複数できるということはそれだけ仕事として働く収入を得られるということでもあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿