2009年1月8日木曜日

ロンドンの助成団体① Arts council England

Arts council England
英国と私たち日本人は呼ぶがUnited Kingdomは大きい。4つの国が合わさった連合国のようなものである。ロンドンのある地域はイングランドと呼ばれ、当然その地域の行政団体が存在する。日本でいえば地方自治体があるようなものか。サッカーのワールドカップを思い出してもらえばわかるだろう。あの白地に赤十字のユニフォームはイングランドであってブリテイッュ、UKのものではない。
さて、そういうわけでイングランドの文化庁のようなところがこのアーツカウンシルイングランドである。さらにそれでも大きいので各地方ごとに分かれている
ここの助成はイングランド初の文化を育成したいということで、英国に住む外国人(例えば私のような)も申請ができるようになった。実はこれは昨年からのことで、移民の国となりつつある英国の現状を表しているとも思う。また地方の文化育成のため、地方公演、地方制作の舞台を積極的に支援している。(ロンドンの他最低2カ所の他地域での公演をすることが申請の際の条件となるし、ロンドンからだしたらまず通らないといわれている。従って友人には実家などをフル活用し、本当はロンドンに住んでいても地方から申請するものもいる)
ロンドンオリンピックがあったり、宝くじが売れなくなったり、予算が削減されて厳しい状況ではあるものの、ロンドンダンスにとって心強い味方であることは事実。ただ、最近「自立できないところはきる」という厳しい姿勢にかわり、総予算の60%は自らうみだせることが必要とかかれていた。現実問題としてChisenhale dance のようにいきなり予算削減をうけて運営ができなくなろうとしている団体もある。
2008年から11年の間の予算は1.3billion pounds が政府から、0.3billion pounds がナショナルロッタリー(つまり宝くじ)からくるのだという。なお、宝くじからの支援は受けたくないという人はその旨を申請書に明記すれば、それ以外の予算からあてて支払われるという制度がある。

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