2009年1月12日月曜日

ロンドンの若手振付家② Anna Williams

Anna Williams
多分Place Prize 2008の中で最も評価が高く、また最も作れる人はこの人だと思う。
元々はラッセルマリファントカンパニーのダンサーとして活躍、現在も時々リハーサルダイレクターなどの形で手伝ってくれている。
動きはアブストラクトだが、美しいラインの使い方と、テキストの読み取り方、構成力に優れていて、単にきれいだけで終わらないものを作る。ただ、おもしろいかというとそういうわけでもない。きちんと手堅く、丁寧に作品を作る人。うまい。
最近作はGate theater プロデュース、その後Sadler's wells ( リリアンベイヤーズ)で再演されたI Am falling.このようにかっちり作られた振り付けというものが私は好きではなかったが、テキストとこのように対応して作り合うことができるということに感動した。かっちり作るからこそテキストと向き合える。シェークスピアからの演劇的土台があって、だからこそ、英国のダンスはこうなんだと納得させられてしまった作品。

0 件のコメント:

コメントを投稿