2008年12月18日木曜日

ロンドンでダンスをみる① Sadler's wells

ロンドンにはダンス専門の劇場がいくつかある。それとは別にパブなどにくっついている小さなステージやギャラリーでのパフォーマンスがあるが、ここでは劇場の方を紹介します。
ロンドンで一番知られているコンテンポラリーダンスの劇場。でももともとはサドラーズロイヤルバレエという名のバレエ団を有していた。名ダイレクター、アリスターさん(Alistair Spalding)がきてから大幅な改革を行ない、ロンドンダンス界に革命を起こしたといわれている。
彼らは劇場で新作を発表する他、リハーサルも劇場内のスタジオで行なっていることが多い。(ただ多くの作品はフランス、ベルギーなどとの共同制作なため必ずしもワールド
プルミエがロンドンとは限らない)
レジデントカンパニーはウェインマクレガー(Wayne Mcgregor)のランダムダンス(Random dance)、マシューボーンのニューアドベンチャー(New adventures)クリストファーウィールドンのモルフォース(Morphoses)があがっているが、ランダムはROHにいったのではなかったか?要確認です。
最寄り駅はエンジェル。
ロンドンカンパニー以外のヨーロッパカンパニー(ローザス、ピナ、ラララ、バットシェバといった有名どころはすべてここ)も数多く公演を行っているので、ぜひ足を運んでみて下さい。チケット代も日本でピナをみるのの3分の1です。
学生さんは当日スタンバイチケットというのがあり、開演1時間前からキャンセルチケットを
15ポンドで売り出すセールがあります。ここででてくる席は1階席の結構いい場所。ぜひ確認を。もっとやすい席という点では2階(といってもかなり上)の一番安い席は10ポンドくらいになります。
サドラーズウェルズ内には大劇場(キャパ1500)と小劇場(150〜200くらい)があります。小劇場側は楽屋口になっていて、ダンサーやスタッフだけでなくロンドンダンス業界有名人が集まってくるカフェもあります(昼間にいくといろんな人にあえます)。もちろん一般人も普通に利用可能。

サドラーズウェルズには兄弟劇場があり、ピーコックシアターといいます。これはホルボーンにあってキャパ数は800くらいでしょうか。こちらのプログラムはより一層一般の人が親しみやすいプログラムを目指しているようで、ミュージカル的なもの(スノーマンやマシューボーンの作品など)や少林寺や韓国拳法をベースにしたショーなども行われています。(ちなみにこれはこれで面白く、新聞で5つ☆をもらったりもしている)一部ではピーコックをエンターテイメント用に捨てたという声も。
サドラーズの特殊なところはほぼ自立した劇場だということ。それだけ観客を動員し続けているということ。助成金に頼らず自分たちでプログラムをたてることができるそれが強み。このような劇場は世界的にみてもあまり例がないのだそうです。





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